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アメリカの不動産テックCompassについて解説

2020.02.06 更新

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皆さんは海外の不動産テック、Compassをご存知でしょうか? Compass(コンパス)は、アメリカの大手不動産情報サイトです。プロのカメラマンが撮影した美しい写真で物件を紹介しています。また、現地の不動産エージェントとの間に入ってやり取りをサポートするシステムが特徴的。とくに高級な物件の取り扱いが多く、どんな人でも気軽にWebサイトから高額な物件情報を閲覧できます。

今までになかったビジネスモデルで世界中から注目を集めているCompass。今回はこのCompass(コンパス)について解説します。

この記事の要点まとめ

  • Compassとはどんな企業か? どんなサイトなのか? がわかる
  • Compassが注目されている理由がわかる
  • Compassの特徴的な3つの機能がわかる

 

Compassとは?


2012年に設立されたCompass。同社はニューヨークに本社を置く不動産テックのスタートアップ企業です。主にラグジュアリー物件を取り扱っており、プロカメラマンによって撮影された写真を使ったホームページが特徴的。

Compassでは、それぞれの物件を担当するエージェントについての詳細が書かれています。顔写真や経歴だけでなく、過去に取り扱った物件の取引や他にどのような物件を担当しているかなど。一つの物件に何人かのエージェントが担当していることもあり、担当を選ぶこともできるようです。

アメリカの不動産取引ではエージェントが強い力を持っています。不動産取引をしようと考えた時、エージェントを探す方法が「家族、友人からの紹介、またはリピート」が6割を占めるとの調査結果も出ています。つまり、優秀なエージェントに顧客がついているという図式になっているのです。


引用:Redfinに続く新世代の仲介会社CompassとeXpの正体

これをうまく利用したのが、Compass。優秀なエージェントを集めるため、移籍金を払ったり、仲介会社への手数料を0%にするなど優遇することによって業績を伸ばしてきた企業です。

さらに専用アプリなどを通じて、ITツールを使ったやり取りで取引が進められるようにするなど扱いやすいシステムを提供。業務効率がアップする仕組みをエージェントにも提供しています。エージェント側をサポートするシステムが充実していることが、他の不動産テックとの違いといえるでしょう。

 

Compassの3つの機能

それでは実際にCompassのサイトを見ていきましょう。Compassの機能は大きく分けて以下の3つです。

  1. 物件の購入、賃貸サポート
  2. 地域情報の閲覧
  3. 物件売却サポート

1. 物件の購入、賃貸サポート

サイトを開くと表れる「Find your place」の検索窓に、購入や賃貸を希望する都市の名前を打ち込むと、その都市のさらに細かい地域が載っているページに移ります。

https://www.compass.com/

そこから地域を選択し進んでいくと、右側に地図、左側に物件が示されます。



地図上の物件の位置に番号が振られていて、ポインタを合わせると金額が表示され、地図から物件を選択することも可能です。このページで地域を追加すると、複数地域の比較もできます。金額や条件などでフィルタをかけたり、金額順にソートするなどもこのページで行います。

ここから気になる物件を選ぶと、さらに下記のような詳細な情報も閲覧できます。

  • 間取り
  • 築年数
  • 外観/内観の写真
  • 周辺地域の情報
  • 物件の成り立ちの説明
  • 基本的な支払いシミュレーション

など。

さらに担当エージェントが表示されており、そのページから直接エージェントとコンタクトを取ることができます。物件によっては複数の担当エージェントがいて、選ぶことも可能。選べない時は全員にメールを送る、という選択もできます。

担当エージェントの名前をクリックすると、先ほども説明したように経歴や実績、他に担当している物件などが確認できるので、自分の目的に合った人を選べます。中には、プロモーション映像のようなものを流しているエージェントもいるようです。Compassの特徴として、所属エージェントが地域別に示されているページもあり、エージェントから物件を検索できる機能もあります。


またCompassの特徴の一つに、「Compass Exclusive」という販売開始前の物件情報を公開しているという点があります。このページは2ヶ月間だけ物件を掲載し、他のサイトなどではその期間に宣伝をしない、Compass限定の物件としています。人気の物件は当然早い者勝ちです。いち早く気になる物件をチェックできることは、物件探しをしている人にはメリットとなります。ちなみにトップページの「Compass Exclusive」セクションでは、物件をチェックしていくうちにその検索履歴から好みそうな物件があがってくるようになっているようです。


2. 地域情報の閲覧

物件情報の手前に戻って、都市の中の地域を選択すると、その地域の詳しい情報を閲覧可能です。その地域の魅力や名所はもちろん、「期待してはいけないこと」のような項目もあります。どのような物件が多いのか、相場はどのくらいか、などの情報も載っているので、具体的に住む場所が決まっていないお客様もそのページを見てイメージを膨らませることができるでしょう。

3. 物件売却サポート

「Compass Concierge」というページを見てみましょう。こちらは家を売りたい方に対するサポートシステムです。


床の修理、壁紙の張り替えなど、より家の価値を高めてから不動産市場に出すことができるというもの。まず、エージェントがより市場価値が高められる家になるようリフォームのアドバイスをしてくれます。そのあと、リフォームの内容を決めたらすぐに、業者が作業を開始してくれるシステムになっているので時間や手間がかかりません。そしてリフォームの費用も家が売れた時などに払うことになっているので、初期費用の心配がいらないという点もポイントとなっています。

 

Compassについての要点まとめ

本記事ではCompassの特徴や魅力についてご紹介してきました。
Compassについての要点まとめ

  • Compassは2012年に設立されたアメリカの不動産テック企業
  • 今までになかったビジネスモデルで世界中から注目を集めている
  • 主にラグジュアリー物件を取り扱っている
  • Compassでは、不動産の担当エージェントが表示され、直接コンタクトを取れる
  • 「Compass Exclusive」では販売開始前の物件情報を公開
  • 「Compass Concierge」という不動産売却したい方向けのサポートもある


Compassはサイトの美しさ、使いやすさが際立っており、たとえ買う予定がなくてもみているだけで、物件探しが楽しくなるようなものでした。日本では一般公開されていないような高額な物件が、サイトやメールなどのITツールを通じて個人で取引できるという点も他と比べて特徴的な部分でしょう。日本でも中古物件の取引などで似たようなシステムを取り入れているところがあります。またお客様と不動産業者を、ITツールでつなぐ不動産テックも続々と誕生しています。Compassのようなスタイルの不動産取引も、そのうちスタンダードの1つとなる時代がくるかもしれませんね。

本メディアでは、今後も最新の不動産テックの情報などをお届けして、不動産事業者のサポートをしていきます。

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