Blog
不動産テック・ITと、不動産仲介の仕事を便利に楽しくする情報

FIGUREとは?アメリカのオンライン不動産担保ローンテック

2020.02.20 更新

  • Facebook
  • Twitter

アメリカの不動産担保ローン会社「FIGURE(フィギュア)」を皆さんはご存じでしょうか? FIGUREは新鋭のアメリカの不動産担保ローン会社です。

FIGUREは、ブロックチェーンや機械学習を使用した手続きに掛かる時間を短縮したサービスを展開。2019年2月27日にベンチャーキャピタルなどから計6,500万ドル(約72億円)を調達するなど、投資家達からの注目度が高い企業です。

なぜ、FIGUREがいま注目されているのか? 本記事ではその理由をご紹介しようと思います。不動産事業者はとくに要チェックです。

この記事のまとめ

  • FIGUREが注目される理由がわかる
  • FIGUREの特徴がわかる
  • FIGUREを使ってできることがわかる

 

FIGUREとは?

https://www.figure.com/

オンライン不動産担保ローン会社「FIGURE(フィギュア)」についてご紹介します。同社はマイク・ギャグニー氏が設立した会社で、2017年に誕生しました。そして、不動産テックを活用した個人向け不動産担保ローンサービスです。

本サービスの特徴は融資までの早さにあります。

  • 申し込みの承認に5分
  • 融資金の振り込みに5日


この早さを支えるのが最新技術の数々。ブロックチェーンや機械学習によるデータ活用によるものです。FIGUREが採用しているのは以下の内容です。

  • ブロックチェーンを採用
  • 物件価値算定は自動評価
  • 申し込み、契約、支払いがオンラインで完結


FIGUREが、投資家から如何に注目されているかが分かる下記のようなニュースがありました。

2019年2月27日にベンチャーキャピタルなどから計6500万ドル(約72億円)を調達したと発表。調達資金で新たな金融サービスの開発などを進めるとのこと。この資金調達でFIGUREの資本金は1億2000万ドルを超えた。

これからますます発展していくことが期待されています。いずれは日本でも同様のサービスが登場するのではないでしょうか。

FIGUREの3つの特徴

FIGUREの最大の特徴はデータベースにブロックチェーンを採用していることといえるでしょう。ブロックチェーンとは「分散型台帳技術」で、仮想通貨のビットコインの中核技術を原型とするデータベースです。

あくまでも台帳技術を指すため、今回は仮想通貨そのものと直接関わりはありません。

このブロックチェーンのメリットは、以下があげられます。

  • 情報の改ざんが非常に困難
  • サイバー攻撃に強い
  • システムの安定性が高い


FIGUREはオンラインでの自動審査を導入しています。それを支える不動産価格のデータベースにブロックチェーンを採用しているのです。これにより、情報の改ざんや外部からの攻撃に強く安定性の高いサービス提供を可能にしています。

物件価値算定は自動評価

2つ目の特徴としてFIGUREは自動評価モデル(AVM)を使用。その名の通り、不動産の価値評価を自動化できます。

このAVMが近隣の販売実績がある物件や過去の価格動向などと当該物件の関係性から、価格算定をします。

AVMでは以下の内容を測定基準を総合的に判断し、価値算定をおこないます。

  • 類似物件の直近の売上価格
  • 公開データ
  • 過去の価格動向


しかし、日本の国土交通省は平成29年の報告書で次のように発表しています。

AVM による評価は類似の住宅が立ち並ぶようなエリアでは精度が高いが、取引事例が少ない場合には精度が落ちる。またローン契約期間の判定に、建物の耐用年数の判断が必要となるが、建物耐用年数の判断は AVM では対応できない。

まだ万能とはいかないようです。

手続きがすべてオンラインで完結

3つ目の特徴は、申込み・契約・支払いの手続きがすべてオンラインで完結するという点です。

FIGUREは、オンライン完結を実現するにはDocuSignという電子署名サービスの機能の一つである、eNotaryを使用。eNotaryはビデオ通話ツールです。パソコンからでもスマホからでも使用することができます。

ビデオ通話を通じて身元確認や電子署名での契約締結を行うことができます。

FIGUREでできる3つのこと

Home Equity Line(ホーム・エクイティ・ライン)
不動産資産を審査にかけると、5分で審査。早ければ5日間で融資・振り込みされます。手続きはオンラインで完結し、サポートに助けを仰ぐこともできます。

また平均金利も4.99~13.74%と安価です。使用する手順もシンプルで不動産の住所などの情報を入力して同意ボタンを押すと審査がはじまります。

Mortgage Refinance(住宅ローンの乗り換え)
既存の住宅ローンからの乗り換えができます。3ステップで物件情報、個人情報、アカウントの作成を経て同意ボタンを押すと審査が開始。一般的に申込みに数日、審査に平均39日かかりますが、これをより短期間にします。

Student Loan Refinance(学生ローンの借り換え)
不動産資産を審査にかけると、5分で審査。5日間で融資振り込みされます。手続きはオンラインで完結し、サポートに助けを仰ぐことも可能。また金利は1.923%からとなっています。

以下の登録ステップで登録ができます。

  1. 基本情報
  2. オファーを選択
  3. 詳細情報
  4. 本人確認
  5. リンクサービス
  6. 収入
  7. 文書に署名

 

【まとめ】FIGUREについて

本記事ではFIGUREについて、詳しく紹介してきました。FIGUREについて、要点をまとめます。

  • FIGUREは、新鋭のアメリカの不動産担保ローン会社
  • 多額の資金調達をしてますます発展していく兆しがある


そして、これを支える不動産テックとして以下の特徴があります。

  • ブロックチェーンを採用
  • 自動評価モデル(AVM)を使用し自動化
  • 申し込み、契約、支払いがオンラインで完結


これらの不動産テックを駆使した結果として、以下のような短期間での融資が実現します。

  • 申し込みの承認に5分
  • 融資金の振り込みに5日


今後、日本でもさらに多くの不動産テックが誕生し、一般の人がよりリッチな情報を手に入れられるようになったり、生活が豊かになったりするはず。

本記事でご紹介したような情報を活用し、日々の不動産の経営にお役立てください。

本メディアでは、今後も最新の不動産テックの情報などをお届けして、不動産事業者のサポートをしていきます。

賃貸仲介の追客、「電話に出てもらえない!」「メールの返信ない」のお悩みにはコレ!

⼈気記事ランキング

  1. 【不動産事業者向け】不動産取得税とは?いくらかかるのか?(2019年6月現在)
    不動産業の基礎知識

    【不動産事業者向け】不動産取得税とは?いくらかかるのか?(2019年6月現在)

    2019.08.08

  2. 登録免許税とは?いくらかかるの?(2019年12月現在)
    不動産業の基礎知識

    登録免許税とは?いくらかかるの?(2019年12月現在)

    2019.12.26

  3. レインズとは? 仕組み、メリット、登録義務などについて解説
    不動産業の基礎知識

    レインズとは? 仕組み、メリット、登録義務などについて解説

    2019.10.17

  4. 【2019年版】不動産業界におけるAI活用サービス3選
    不動産テック

    【2019年版】不動産業界におけるAI活用サービス3選

    2019.09.19

  5. 【時流解説】ゴーストレストラン、シェアキッチン、クラウドキッチンとは?
    コラム

    【時流解説】ゴーストレストラン、シェアキッチン、クラウドキッチンとは?

    2019.12.12

  6. 不動産業者向けツールまとめ12選(クラウド管理ソフトから図面作成ソフトまで)
    不動産テック

    不動産業者向けツールまとめ12選(クラウド管理ソフトから図面作成ソフトまで)

    2019.12.05