2020年の第一四半期、コロナ禍は不動産業界にも大きな傷跡を残しましたが、一方でオンライン接客やDX(Digital Transformation)の動きが一気に加速し始めました。
そんな中、不動産テック協会では5月よりオンラインセミナーを通して不動産業界への不動産テック情報を発信してまいりました。これから日本を再始動させていくこの6月、協会として2週間、毎日19時から2週間を通してオンライセミナーを開催いたします。当協会だけでなく連携している協会団体にもご登壇をいただく濃密なイベントです。
サービシンクも不動産テック協会に所属している企業として、登壇する日も多くあります。
早速、昨日初日を迎えたのでレポートとしてお届けします。
不動産業界に所属している方向けのイベントとなっております
- 不動産業界に所属している方
- 新型コロナウイルスの影響を受ける中で、今後不動産業界がどういった動きを見せるか情報収集しておきたい方
- 新型コロナウイルスの影響を受ける中で、不動産テックが今後どういった分野に刺さっていくか?情報収集しておきたい方
今後2週間のスケジュール
イベント詳細はこちらから
- 6月16日(火)情報流通部会・電子化部会
- 6月17日(水)不動産カオスマップ部会コンテンツ
- 6月18日(木)海外連携部会コンテンツ
- 6月19日(金)日仲協連携コンテンツ
- 6月20日(土)日本不動産金融工学学会コンテンツ
- 6月21日(日)不動産業界におけるテレワークのあり方
- 6月22日(月)PropTech japan連携コンテンツ
- 6月23日(火)日管協会連携コンテンツ
- 6月24日(水)DTA連携コンテンツ
- 6月25日(木)不動産金融部会コンテンツ
- 6月26日(金)Property Access連携コンテンツ
- 6月27日(土)The Retech Week 2020総括パネルディスカッション
不動産テック協会会員様限定の特典として「The Retech Week 2020」のセミナー動画を後日閲覧することができます!
〈不動産テック協会入会希望の方はこちら〉
https://retechjapan.org/
サービシンクは7/2(木)17時〜18時30分に株式会社いい生活様と共同Webセミナーを開催します。「コロナ時代における物件探しから、入居後までのコミュニケーション術」をテーマに、物件探しから入居後までのコミュニケーションツールの活用方法について講演します。
- サービシンクは不動産特化のチャットアプリ「アトリク」
- いい生活様は入居者と管理会社のコミュニケーションに特化したアプリ
「pocketpost」
を紹介します。
〈お申込みはコチラ〉
https://servithink.doorkeeper.jp/events/107781
初日イベント詳細
「コロナ禍で変わる日本の不動産テックマーケット」をテーマに、
- 巻口 成憲氏(リーウェイズ株式会社 代表取締役)
- 赤木 正幸氏(リマールエステート株式会社 代表取締役社長)
- 岡村 雅信氏(ダイヤモンドメディア 株式会社 代表取締役)
- 名村 晋治氏(株式会社サービシンク 代表取締役)
上記4名にてパネルディスカッションを繰り広げました。
特に登壇者の方々の中で、盛り上がりを見せた議題をピックアップします。
不動産市場のテック活用は今後進むのかどうか?
- 新型コロナウイルスが、不動産業界のIT化を促進させるのは間違いない
- 業界・行政としても以前の様に「IT化へのアレルギー」を示す人は少なくなっている
- 業界問わず国内でテレワーク活用が広まった事により、ZoomやGoogle Meetといったテクノロジーの導入が半強制的に始まった。そこで不動産業界に所属する方々も「IT化する事は難しいと思っていたが、やってみたらそこまで難しいものでもなく、IT化は大きな壁にならない」と認識する方が増えてきた
- 顧客(エンドユーザー)からもオンライン化を求められる声が多いのも後押しになっている
- ただそこで考えないといけないのが、1つのサービスで全てのフローをIT化してしまうと管理工数だけが増えて本末転倒なので、サービス導入する前に「どこをIT化すれば自社にとって最もコストパフォーマンスがあがるのか?」「敢えてIT化せずに人力に拘った方が良い部分はどこか?」の見極めが重要になる。会社が何を解決したいのか?によってサービスを導入していくべき
- 特に今は新型コロナウイルスの影響で、アトリク然り無料キャンペーン(先日アトリクブログで公開した無料キャンペーンブログはこちらから:前編/後編)を打ち出している企業も数多くあるので、サービス導入のハードルも下がっている
ウェビナーをやってみてクライアント/エンドユーザーの反応はどうか?
- 非対面接客を余儀なくされている企業が多く、成約率が下がっているという悩みは業界全体として持っており、明確な打ち手がないのが現状。高速でトライ&エラーを繰り返す他ない
- セミナーの開催は新型コロナウイルスが蔓延する前から、都内開催が非常に多かったが、今は場所に囚われないウェビナーが全国で開催されており、今まで接点を取る事が出来なかった地方の方へのアプローチも可能となったのはポジティブに捉えている(先日サービシンクでも石川県のクラスコ社と遠隔でウェビナーを実施しました)
- 地方から都内のウェビナーへと参加している企業は、感度が高い方々になり都内の方へアプローチするよりも有効かもしれない。ウェビナーを開催するメリットは場所を選ばないという物だけではなさそう
- 一方で話す側のアップデートは必要。音声や画質といったハードの部分は勿論、相手のリアクションがまず分からないウェビナーについては、飽きさせないトーク力が求められる。参加している側もウェビナー慣れしており、内容の工夫をしないと垂れ流し感がどうしても出てしまう
- その中でもディスコードは配信機能としては非常に良くて、ゲーム配信でも使われいてオススメ出来る
参加者からの質問※下記の様な回答に不動産テックを牽引している方々が回答しています!回答が気になる方はぜひセミナーへとご参加ください!
- 新型コロナで非対面営業を余儀なくされているのですが、成功事例などあれば教えて貰いたいです!
- 日本の不動産テック市場にとって、コロナは目に見えたような影響はなかったという事でしょうか?Zoomはものすごく伸びているという話は聞きますが、国内テックはどうでしょうか?
- ウェビナー後の追客の工夫はありますか?オンライン追客など成功事例を教えてください
- 不動産のDXが進むためには、経営者トップのコミットメントが重要だと思いますが、テック企業側はどう見ているのか?DXの波が来ているのは分かっているが、何から進めたらいいのか分からない
次回サービシンク名村が登壇する日は6月16日(火)です
6月16日(火)「不動産データ活用とオンライン化の現状」をテーマに、19時から開催します。当日申し込みも受け付けております!お申し込みはこちらから