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【2020年版】VR内見クラウドサービス8選

2020.07.29 更新

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不動産会社は内見の際、複数の候補物件をお客様と現地に見に行っているかと思います。
時間をかけて物件を回るので、「お客様も納得する形で、業務効率の改善ができたら」と考えている不動産会社様もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回、業務効率の改善を図ることが期待できる「VR内見」のメリットやサービスを紹介します。業務効率の改善を行うために、ITの導入を検討しているという不動産会社様は必見の内容となっております。
また、「VR内見」以外にも様々な内見サービスが出てきているため、「VR内見」以外の内見方法についても紹介します。本記事を読み、内見ツールの導入検討にお役立ちできればと考えております。

 

部屋探しであると便利だと思う機能は?

前回のブログでは、2019年の新社会人に対するアンケート「部屋探しであると便利だと思う機能は?」の結果と、1位の「360°写真の画面で内覧」についてご紹介しました。今回は2位となった「VRで内見」について取り上げ、注目されているサービスもご紹介します。

2019年の新社会人に対するアンケート✳︎

「部屋探しであると便利だと思う機能は?」

  1位:360°写真の画面で内覧

  2位:VRで内見

  3位:IT重説

  4位:遠隔内見

  5位:AIを活用したオンライン接客( 希望条件に対し、おすすめの物件情報を提示してくれるなど)

VRについておさらい、360°写真との違いって?

2位に入った「VR」とは、「Virtual Reality(バーチャルリアリティー・仮想現実)」の略称で、専用のゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ)を装着して映し出される映像を見ることで、コンピューターによって作られた仮想的な臨場感溢れる視覚世界を体感できる技術のことです。ゴーグルを利用したVRでは、顔の向きに合わせて360度、上下左右に、実際に自分の身体が存在する空間とは異なる仮想空間が眼前に現れます。またゴーグルのセンサーが動きや傾きなどを測定し、仮想空間内を移動したり、物体が迫ってくる、あるいは本当に触れられそうになったりするような臨場感あふれる体験が可能となります。

現在は、ゲームなどのエンターテイメント業界のほか、パイロットや医療従事者などの訓練、国によっては教育の分野にも利用されている技術です。

一方で、今回のアンケートで1位となった「360°写真の画面で内覧」の「360°写真」は、PCやスマホで見るための視野が360°のワイドな写真のことです。PCやスマホで表示する写真の方向や遠近を操作することにより、従来は複数枚の固定された写真で区切られてしまった室内を、一続きの画像で見せてくれるものになります。

メリットは、お客様側にも業者側にも!

このように臨場感溢れる視覚的体験を提供するVRですが、不動産業では「VR内見」として普及し始めています。VR内見とは、物件の室内の写真やCGをVRゴーグルを使って現地に行かずに(あるいは行く前に)店舗やお客様の自宅でお見せし、実際の内見並みの体験を提供することです。このVR内見を取り入れるメリットはなんでしょうか?それは、VR内見を提供することで不動産業者側にとっては集客率の向上や業務効率化が、お客様側にとっては検討のしやすさや時間の節約がもたらされる点と言えます。

VRは不動産業界問わず体験してみたい人が多い昨今の人気サービスなので、VR内見を提供することで、集客効果を期待することができます。そしてお客様は質の高い事前情報で物件を絞り込むことができるため、「現地に行ってみたらイメージと全然違った」というような空振りの内見が抑制でき時間の無駄を避けられます。またお客様が引っ越し希望先の遠方に在住している場合にも、VR内見で意思決定ができれば交通費や時間が節約でき便利です。内見件数を抑えることができれば、業者にとっても効率的ですね。

また現在入居中や新築中ですぐに内見ができない物件でも、VR内見なら臨場感ある視覚的体験で確認することができるのも大きな魅力です。

いま注目の!VR内覧サービス8つをご紹介

現在は多くの不動産業界向けVRクラウドソフトが提供されています。その中から、8つご紹介します。

リコーの360°カメラ「RICOH THETA」の画像をクラウドに保存でき、自社サイトに360°画像のプレイヤーを埋め込むためのHTMLコードを取得できます。これにより閲覧には特別なアプリを使うことなく360°画像の閲覧が可能。お客様がゴーグルを装着してVR内覧をしている間、営業担当者も自分のPC画面で同じ映像を見ることもできるので、一緒に内見にお連れして説明しているかのような接客が可能となります。24時間のサポートが受けられるのも特徴です。

料金体系:無料のフリープラン、有料プランが4種類(月額¥5,000〜50,000

 

市販の360°カメラで撮影した写真をアップロードすると、直感的な操作だけで質の高いVRコンテンツが制作、編集できます。滑らかな動きや高画質な画像処理が特長で、URLでのやり取りやオンライン埋込も簡単に実行可能。オンライン発信の分析結果も把握できます。自社オリジナルのゴーグルを提供しているのも特徴で、わずか140グラムで1,800円(税込)というコンパクトなゴーグルは、スマホに取り付けて利用します。プランによっては、初回無料出張撮影レクチャーや電話とメールのサポートが受けれらるので、初めての導入時に心強いですね。

料金体系:有料プラン3種(月額¥4,98058,000

 

こちらは完成した建物の写真ではなく、建物の内観・外観のCGを作成してVRでお見せするためのサービスです。実際の建築予定地や周辺環境の撮影写真に、設計図やCADから作成した建物をCG合成するため、通常は想像するだけだった完成予想図をよりリアルに知ることができます。例えば、バルコニーからの景色や隣の家との距離感さえ知ることが可能に。売買の早期成約に役立ちます。

料金体系:お問い合わせ

 

ナーブもクラウド上でVRコンテンツを作成できるソフトで、撮影者による品質のばらつきや、白飛び・部屋が暗くみえるといった問題点を解決するための独自の撮影アプリを導入しています。THETA 360.bizと同様に、店舗営業担当者はPCでお客様と同じ画像を見たり操作することができ、接客がしやすいのも特徴です。室内の映像に家具のCGを配置する「VRホームステージング」といいうオプションもあります。東京の他、大阪と福岡にも支店があります。

2020年3月31日(火)には、「おうちでVR内見」のサービスを開始しました。このサービスは自宅から出ることなく物件に内見ができるため、離れた場所の物件探しをしたい人などを想定しているサービスです。不動産会社がナーブ社にVRキットの送付依頼と物件情報を送り、ナーブ社がエンドユーザーにVRキットを送付することで、家にいながら内見ができる仕組みになっております。エンドユーザーは家にいながら気軽に内見ができるようになったことで、内見数のアップに繋げることが期待できるサービスです。

料金体系:有料プラン3種(月額¥5,00021,000、他店舗運営/管理会社は別途見積もり)

 

物件の間取りや写真の準備ができれば、ZENKEI360専用の管理画面から物件の登録が可能となります。
RICOH THETAで360°空間撮影した画像を、アップロード時に自動でパノラマ変換します。ビューアーはHTML5プレイヤーなので、Webブラウザ上でAdobe Flashが使えなくなっても問題ないです。

料金体系:1アカウント 月額5,000円(税抜)

 

RICOH360°全天球カメラTHETA SC/Vを使うことで、360°全ての空間を一度に撮影することができます。
また、「Velbon」多機能一脚Pole Pod TAOLENONを使用することで、安定した場所でないところでも全天球カメラを置くことができます。EOPANを提供している株式会社イオグランツでは、オリジナルのメモリ付きのPole Pod TAOLENONを取り扱っております。
EOPAN MULTI BOXは全スマホ対応のVRゴーグルで名刺スロット付き、メモをかけるメモ欄が付いているなど、住宅営業に役立つアイテムが多くあるものになっております。

料金体系:お問い合わせ

 

RICOH THETAは360°撮影可能カメラで、全ての空間の写真・動画を撮影することができます。宿泊施設や建設現場、飲食店でRICOH THETAは利用されております。不動産業界でも物件全体をワンプッシュで撮影することができるため、撮影枚数を削減できます。VRを使った内見だけでなく、360°カメラを使った内見サービスも増えております。

料金体系:お問い合わせ

 

NODALVIEWは世界20ヵ国で使われているバーチャル内見アプリです。石川県金沢市に本社があるクラスココンサルファームが住まい領域の法人向けに日本で初めて「NODALVIEW」をリリースしました。NODALVIEWは、スマートフォンで360°画像を撮影でき、10K超高画質で明るさをAIが自動補正する機能が搭載されています。スマートフォン、三脚、高性能レンズ、モーターを用意するだけで、簡単に高画質の360°写真を撮影できます。また、LIVE機能があり、会話をしながら1つのバーチャルツアー画面を動かすことができるため、非対面接客で活用できます。

料金体系:お問い合わせ

これらの利用料金の他、導入時には360°カメラや撮影用の一脚、閲覧用のゴーグルの費用がかかりますので、これらのコストも初期費用の試算対象に入れましょう。他にもまだたくさんのVR内覧サービスが提供されています。自社に合ったサービスを見つけ、取り入れてみてはいかがでしょう?

✳︎2019年マイナビ賃貸、全国賃貸住宅新聞掲載

VR内見以外の様々な内見方法!

ここまで、VR内見のメリットやサービスについて紹介しましたが、VR内見以外にも様々な内見のサービスがあります。現在、内見のサービスは「オンライン内見」「セルフ内見」「VR内見」と大きく3つのサービスがあります。

オンライン内見

オンライン内見は、現地に不動産会社のスタッフが足を運び、Zoomなどのビデオ通話ツールを使用し、リアルタイムで会話をしながら内見を行うサービスです。
利用者は現地に行くことなく、自宅などから内見を行うことができます。上京や転勤などの理由で、現地に行くことが難しい方におすすめです。
特に2020年は新型コロナウイルス感染拡大で、非対面での接客を余儀なくされたので、オンライン内見の需要は高まっております。

セルフ内見

セルフ内見は不動産会社のスタッフは同行せず、内見希望者のみが現地で内見する仕組みです。「自分のペースでゆっくり見たい」といった方におすすめです。
内見方法は、スマートロックが搭載されている物件に、不動産会社からパスワードが送られることで、不動産会社のスタッフなしで内見ができるようになっています。
内見希望者は好きな時間に内見できることがメリットです。不動産会社は内見に付き添う必要がないため、内見にかけていた時間的コストを削減できることがメリットです。
また、内見可能な時間が拡大するため、内見数を増やすことができ、成約数アップの可能性が上がります。

まとめ

いかがでしたか?本記事では、VRを使用する内見のメリットやVR内見に使える最新のサービスについて紹介しました。近年は、VR内見だけでなく、オンライン内見やセルフ内見などの登場で内見方法が多様化しております。「VR内見」を導入することで、業務の効率化や集客効果が期待でき、成約率アップに貢献できる可能性があります。
新たな内見方法の導入を検討している不動産会社様は、それぞれのサービスの初期費用や人的コストの見直しを行い、自社に合う新たな内見サービスを導入してみてはいかがでしょうか?

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