今回は住居に関する防犯意識の男女での意識差に着目し、女性がどういった意識で家探しをしたり日々注意して生活をしたりしているのかを取り上げ、安全安心な家探しのプロセス全体について考えてみます。
お家探しの基準にも、安全意識への男女差がハッキリと現れる!
まずは物件候補の取捨選択段階に、女性の防犯意識はどのように現れるのでしょうか?男女200名を対象にした「新居を選ぶときに一番重視するポイント」についてのアンケート調査によると、第3位以下の項目に男女差が見られます。
【男性】
第1位:家賃
第2位:広さ、間取り
第3位:職場からの距離・時間
第4位:周囲の環境(スーパー、病院、商業施設等)
第5時:駐車場の有無
【女性】
第1位:家賃
第2位:広さ、間取り
第3位:治安の良さ
第4期:駅からの距離・時間
第5位:バス・トイレ別
第1位と2位では男女ともにやはり「家賃」「広さ、間取り」といった経済的側面が占めるものの、第3位、4位は男性が「職場からの距離・時間」「周囲の環境」といった利便性、女性は「治安の良さ」「駅からの距離・時間」といった安全面がランクインしています。女性にとっては通勤の楽さや買い物のしやすさよりも、安心して日々暮らせるかが重要なようですね。確かに少しくらいスーパーが遠くても、上手な買い置きやECを利用するなどの少しの工夫で解消できるとすれば、毎日の身の危険を感じることなく過ごせるという精神的なゆとりの方が、生活の質をずっと上げてくれそうです。男性と女性では犯罪への不安や安全な生活への意識に大きな意識差があるようです。
「安全な家」を見つけて終わりではない!女性は高い防犯意識で毎日生活
それでは、入居後の生活習慣には、防犯の観点で男女にどのような差があるのでしょうか?2017年の「住まいの防犯意識に関するアンケート」によるとここでもやはり想像通り、または想像以上の違いが見られます。
・外出する際には窓や玄関扉の戸締りを再確認する 男性83.3% 女性82.6%
・近所の人に挨拶をする 男性18% 女性33.5%
・就寝時には窓を閉める 男性34.5% 女性58.3%
・外から家の中が見えない工夫をする 男性33.6% 女性54.9%
住居における防犯の基本対策とも言える戸締りの再確認は、男女ともに約8割が心がけているようですが、それ以外では全ての項目で女性が男性を圧倒的に上回りました。特に「就寝時には窓を閉める」「外から家の中が見えない工夫をする」は女性が男性を24%も上回り、男女間で大きな意識の差が見られました。さらに女性では「まだ対策は不十分だと思う」「できる対策は行なっているが不安だ」と答える方も多く、意識を持って防犯対策を行なっているものの、まだ不安に思っている人も多い結果となったそうです。やはり男性の持っている感覚以上に、女性の不安は大きいようです。
お家探しにも「安全安心」を提供出来れば、女性顧客に喜ばれる!
このように、住居や路上での見知らぬ相手によるに犯罪巻き込まれることへの不安のほか、SNSをきっかけにしたトラブルや、何とも思っていなかった人間関係のストーカー行為化に警戒心を持っている女性も少なくありません。それは不動産仲介の担当者との連絡も、例外ではないのです。メールや電話の利用率が下がってる昨今、LINEでの追客を導入または検討されている不動産仲介業者様も少なくありませんが、実は不動産仲介の担当者とのLINE交換は女性に歓迎されないのが実情です。
・抵抗がとてもある 44.9%
・抵抗がある 42.5%
・抵抗がない 10.4%
・抵抗が全くない 2.1%
抵抗が「とてもある」「ある」合計で約87%の女性が、不動産屋さんの担当者との「LINE IDの交換に抵抗を感じています。LINEだと1対1のチャットになってしまい、男性担当者との間で何かのトラブルに発展しないか不安に感じてしまうのです。そんな女性のお客様にも、安心してお互い気持ちよくお家探しをしていただきたいですよね。そこでお勧めなのが、安全安心で便利に追客が出来る不動産特化型チャットアプリの「Atcicu(アトリク )」です。
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→ 担当者と1対1ではない!
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→ お目付役がいるから安心!
しかも「アトリク」なら、不動産業界特化型の強みがあるので追客の効率化が可能です。
・チャットでスピーディーに意思疎通
・物件情報が専用画面で見比べやすい
・自店舗の登録物件をお客様も検索できる
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※1「男女別、新居を選ぶときに一番重視するポイント5つ」Shinobiリサーチ 2015年11月 ※2:「住まいの防犯意識に関するアンケート」ブランシエクラブ 2017年3月 ※3:「不動産会社の店舗スタッフから物件情報をもらう手段に関する意識調査」株式会社サービシンク 2018年6月 ※4「男女別で見る平均家賃・通学時間」学生ウォーカー